人はそのジーンズを「66」と呼ぶ

100年以上のジーンズの歴史の中で、歴史的名作とされる中の1本であり、現在もヴィンテージ市場において絶大な支持を得ている「66（ロクロク）」モデル。
1960年代後半から1970年代初頭にかけての限られた期間だけに製造された「66」モデルは、リベットからバータックへの仕様変更や、 細身のシルエットなど、ワークウエアとしてのジーンズが、ファッションとして一気に開花した記念碑的なモデルです。
限られた製造期間の中で幾度かの仕様変更がなされている点も、ジーンズフリークの探究心をくすぐるポイントであり、 目まぐるしく時代が動いた証とも言えます。

今回ステュディオ・ダ・ルチザンでは、1966年から50年目の節目を記念し「66」モデルのリプロダクトに挑戦。
デニム生地、紙パッチ、縫製仕様に至るまでオリジナル要素を踏まえながらダ・ルチザンのジーンズとして組み上げました。

2016年現在ではほとんど市場から消えてしまったパルプ100%のティアオフタグ付き紙パッチ、ベルト帯の環縫い縫製、バックポケットの隠しリベットの省略など1960年代特有のディテールを再現。 丸みのある上部から裾にかけてのテーパードは、2016年現在のトレンドにも通じるスタイリッシュさがあり、「66」モデルの普遍性と完成度の高さを伝えてくれます。

66モデルジーンズ