05/12 2020
上の画像のように「濃淡がハッキリとした色落ちを出すにはどうすれば良いですか?」と良く聞かれます。
毎度答えるのは「根気と時間」。
穿きこめば穿きこむほどジーンズは摩擦によって色が抜け落ちていきます。
ただし、洗濯はインディゴの洗濯堅牢度の低さによって色が落ちているためアタリと一緒に抜け落ちていく、そのため洗濯をなるべく控え、穿き続ける根気と頻度・年数すなわち時間が必要です。
ジーンズの洗濯は1週間に何回・1カ月で何回ではなく、年にどのタイミングで洗うかが重要です。
みなさんもご経験あるかと思いますが、ヒゲ、ハチノスといったアタリに沿った破れや、おしり付近が破れたり数年穿いているとあるかと思います。あの原因は摩擦による擦れと汗によるカビが引き起こしています。
綿100%のジーンズは汗を吸収しやすく、繁殖した細菌が繊維を弱くするため生地が破れやすくなります。 それに加えヌメっとした生地感と臭いが発生し、落とすのに長時間洗わないといけなくなり、かえって風合いを変えてしまいます。
となると、おのずと春夏の着用はなるべく避けたいシーズンになるということです。
穿いたとしても洗濯頻度は、穿きこむ頻度によりますが1週間に1回、最低でも2週間に1回ペースが妥当かと思います。
打って変わり秋冬は涼しく汗はそこまででないので、洗濯の回数は少なく月に1回ぐらいでも問題無いぐらいです。
個人的には秋冬で2カ月に1回ペースで洗濯していました。
穿き方によって人それぞれ変わるジーンズ。
「何箇所も擦り切れてはリペアしているジーンズ」、「洗濯を避けたんだなと感じる濃淡がしっかりしたジーンズ」、「洗濯を繰り返されたような淡色なジーンズ」
普段からジーンズを見ていると所有者の穿き方がわかってきます。
色々と洗濯と色落ちについて述べましたが、個人的にはヌメっとしていたり、洗濯が多く淡色になっていたりというのは、失敗では無く人それぞれであり、そこがジーンズの醍醐味だと思っています。
最後におかしな話ですが、洗濯、着用頻度にとらわれることなく自由にジーンズの経年変化をお楽しみいただければと思います。
●SD-107
http://www.dartisan-onlineshop.com/SHOP/SD-107.html
●年数:5年
●頻度:約週4日
●SD-103
http://www.dartisan-onlineshop.com/SHOP/SD-103.html
●年数:6年
●頻度:約週4日
●SD-101
http://www.dartisan-onlineshop.com/SHOP/SD-101.html
●年数:9年
●頻度:約週4日
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