04/13 2022
M’ARIJUAN 表参道店
有賀です。
(画像は22S/S SEASON展示会時となります)
スマートフォン向けネットショッピングアプリ、「BASE」にて、
M’ARIJUAN ONLINE SHOP開設致しましたっ！！
昨今のコロナ禍により、
M’ARIJUANに来店出来ないお客様方の為に開設した、当ONLINE SHOP。
お手持ちのスマートフォンから、ネットショッピングアプリ「BASE」をダウンロードして頂き、
アプリ内で上記のショップ名を検索して頂くと、
上記ロゴがトレードマークのショップページにアクセス出来ます。
(上記ロゴからも簡単アクセスができますよ)
↓↓↓↓下記からもアクセスできますっ！！↓↓↓↓
こんな状況下ですので、一人でも多くのM’ARIJUAN FANの方々に、
お買い物を楽しんで頂ければと思いますっ！！
ご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ(^^♪
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随時更新中ですっ！！！
はい、平日恒例(？)本日も私でございます。
ですので、此度もお逃げになられる事無く、暫しのお付き合いをば。
然し、本日も、ちょいと暑いですねぇ・・・(唐突)
まだ、4月の半ばだと云うのに、何だか初夏～夏の様な厚さの日が続いておりますね。
ですが、何ですか？？？
明日から、また少し肌寒くなるんですか？？？
何だか今年は、なかなか気温が安定しない年ですねぇ・・・
と、云う事で。(？)
本日は、新入荷してからまだ、詳しくご紹介しておりませんでしたORGUEILの新作が再登場。
本日の気温だと、ちょっと暑そうですが、明日から位ならガシガシお使い頂けるLight Outerです。
そして、タイトル通り、「梅雨時期には大活躍」する事でしょう。(笑)
はい、既に大体どのItemか、お解りになりましたね？？？
そして、「ちょっとだけ」ですが、講義的内容を含むので、多分、長くなりますよ。(笑)
お酒でも片手に、お気軽にお読み下さいな。
では、参りましょう。
はい、ずずずぅぅぅどどぉぉぉぉぉ～んんっっっ！！！！！！！！！！！
はい、此方達っ！！！
片や高級高機能生地「Ventil」を使用した「A君」と、
ORGUEILのLight Outerでは、最早お馴染みな「Paraffin Coating」を施した「B君」です。
DetailのMotifも、最早お馴染みになりつつある「あのEnglandのOild Wax Jacket」ですね。
正に「British Work Wear」の王道的Itemです。
あまりにも有名なJacketなので、そこに付いては割愛。(笑)
強いて補足説明をするのであれば、よく「乗馬用に開発されたJacket」と見る事がありますが、
これは間違い。(笑)
「元々あったWork Jacketを、乗馬や狩猟にも適する様、改良されたJacket」ですのでね。
そして、「改良されてから、Royal Warrantを獲得した」んですよ。
元を正すと、Denim JacketやCover Allsみたいな、ガチンコのWork Jacketです。
さて。
「Paraffin Coating」に付いては、ORGUEILのItemでは良く登場するのでご存知の方も多いのですが、
「「Ventil」って何ですか？？？」「「Ventil」ってそんなに凄いんですか？」
と云ったご質問は、良く店頭ではお伺いします。
以前に当店の一兵卒君が記した文章だと、
「第二次世界大戦中、Royal Air Forceが開発したと言われている、
超高密度のCotton生地である、Ventil生地を使用しています。
細番手の糸を限界まで詰めて織り上げたそれは、防水性や遮風性に優れ、
程良いツヤ感が特徴となっています。」
と、なっているんですが、この文面だけで、充分「Ventil」のある程度のご説明にはなっているんですよね。
ですが、このご説明以上の蘊蓄(？)をお知りになりたい方が多いみたいでして・・・
まぁ、防水機能や遮風性に優れた生地は、現在、いっぱいあるので、
「Ventil」や「Paraffin Coating」に固執するのは、アメカジBrandくらいなんですがね。(爆笑)
と、云う事で、本日は「Ventil」について、もっと詳しくご説明。
それと、「Paraffin Coating」に付いてもチラッとだけ、ご説明しておきます。(笑)
はい、「生地の説明だけ」なので、タイトルの通り「ちょっとだけ」の講義BLOGです。
でも、そこまで詳しく記すつもりはありませんがね。(フラグ)
では、早速、その生地に付いて参りましょう。
先ずは「A君」の「Ventil」です。
画像でご確認頂ける様に、細い糸で、そりゃぁもうギッチギチに編み込まれておりますね。
高級なDress Shirtに使われる様な、光沢のあるBroad生地を作る際に使用される、
Cottonの超極細の糸を、「これでもかっ！」って位に限界まで打ち込み、更に生地の織り機の密度も、
そりゃもう、限界以上に上げて織っているので、ギッチギチなんですね。
因みに、Broad生地を制作する際に使われる糸の量の1.5～2倍近くも使用してます。
なので、解り易く、「水や風が入って来る隙間すら無い」のが「Ventil」の特徴。(笑)
だからこそ、防水性能と遮風機能が備わっているんですね。
そして、更に凄いのが、上記は「生地そのものの特性」なので、「洗っても機能が損なわれない」んですよ。
コレも「Ventil」の特徴ですが、ギチギチ過ぎて「使用しても洗っても目が広がる事が無い」んです。
然も、やっぱりギチギチなので、Non Washの「Ventil」でも、First Washでの縮みは数mm～1cm位。
更には、Packeringまで現れるので、経年変化がお好きな方にはモッテコイです。(爆笑)
Packeringがお嫌で、キレイ目にお使いになりたい方は、ファ〇リーズ的な処理でOKです。
そして、更に更に凄いのが、「通気性まで併せ持っている」という特性です。
「外からの風は遮断するのに、内部の空気は籠らない」んですね。
因みにですが、「Ventil」と云う名称は「Ventilation (通気性)」から来ております。(笑)
「気軽に洗える生地なのに、スゴイ防水性能」があって、且つ、「通気性まで備わっている」なんて、
然も、「Coatingでは無く、織りだけでその性能を造っている」と云う、
そりゃもう、トンデモナイ生地が、今から70年近く前のEnglandで開発された訳ですよ。
さて、ココまでと、先日の一兵卒君が記した文章で、
「Royal Air Forceって空軍だよね？G-1とかMA-1みたいな暖かいJacketなら解るし、
遮風機能も解るけど、なんで、空軍で防水機能が必要なの？海軍じゃないのに・・・？？？」
みたいな疑問が湧いた方は素晴らしい。(爆笑)
上記は、実際に店頭で頂いたご質問なんですが、ついでにご説明しておきますかね。
現在でもそうですが、戦闘機は陸上の基地からだけでなく、艦船(空母)からも出撃します。
そして、WWⅡ時は現在よりも、海上での航空戦が非常に多かったんですね。
更に、海上を飛んで移動する距離も長かった訳です。
となると、戦闘機が落ちる場所は、海が圧倒的に多かったとなる訳です。
そして、南の海洋ならいざ知らず、北の海洋に墜落した場合には、大変です。
南の暖かい海洋でも、長時間となると、致命的になって来ます。
そう、「衣服が濡れる事と海水の冷たさによる低体温症」で、
上空・艦船での捜索～発見までの間に大変な事に・・・
特に、北の海洋に墜落した場合、「衣服が濡れる」だけで、数分持たない事も・・・
なので、戦闘機PilotのUniform用に、高機能な防水性能を持った生地が必要だった訳ですね。
はい、「Ventil」だけで随分と長くなってしまいました。(笑)
コレ、「ちょっとだけ」なのかな？？？(爆笑)
では、続いて「Paraffin Coating」ですが、此方は本当にチラッとだけにしますね。(笑)
此方が「Paraffin Coating」された「B君」の生地感です。
画像だけだと、それこそ「Oild Jacket」に見えますね。(笑)
所々に「白い線」が確認出来ますでしょうか？？？
これが「Paraffin (ロウ)」な訳ですね。
はい、日本語だと「ロウ引き」です。
「Paraffin Coating」は、かなり歴史が古く、1800年代後半には既に使用されていました。
有名な処だと、帆船の帆布にCoatingしたモノですかね。(コレは1800年代前半のお話し)
船に使われる非常に重要なPartsの一つであった為に、瞬く間に当時の船舶業界に普及しました。
「Paraffin (ロウ)」自体は、加工が容易く、安価であり、然も生地にCoatingし易かった為、
Work Itemに良く使われたDuck生地(帆布)にも良く用いられました。
その後、簡単に、安価に出来た為、Coat等の衣服にも用いられたと。
良く「Paraffin Coatingの生地は、各所の皺の頭が白くなる」と言いますが、
これは単純に、ロウが皺の頭に浮き出ているだけですので、ご安心を。
Coatingの劣化でも無ければ、経年変化でもありません。(笑)
この「Paraffin (ロウ)」が生地の繊維に染み込んでいる為、防水効果がある訳ですね。
単純明快です。(笑)
「隙間を埋めれば、入ってこない」的な論理です。(爆笑)
以上で宜しいですか？？？
簡単過ぎましたかね？？？(笑)
では、ココからは、何時もの様な各部のUPをご覧頂きましょうか。
もう、更に簡単に済ませちゃいますよ。(笑)
Collarには細畝のCorduroy生地を宛がっております。
そして、肩位置は無く、Raglan Sleeveなのもいつも通りですね。(笑)
因みに、SuitのJacketの上に、Motifにした「あのJacket」を羽織っている方を良くお見掛け致しますが、
オススメ致しませんよ。(笑)
本日のORGUEILのWorkers Jacket位、軽いのなら良いですが、
「あのJacket」みたいなOild Jacketは重く、肩位置が無いので、SuitのJacketを痛めてしまいますから。
CollarのCorduroy生地は、この位、細畝になります。
なので、春～梅雨時期、秋位でも、暑そうではありません。(笑)
でも、本来は、夏のCorduroyって快適なんですが・・・ご存知ですかね？？？
さて、そのCorduroy生地のCollarの裏には・・・
この様に、何時もの如く、Chin Strapが付属しております。
「Ventil」や「Paraffin Coating」であれば、梅雨時期の風の強い日や、
台風の日にも活躍してくれそうですね。(笑)
まぁ、台風の日には、そもそもお出掛けしませんかね・・・(爆笑)
Pocketもいつも通り。(笑)
Hand Warmer Pocketは、浅めな印象ですが、使用には十分な深さです。
マチ付きのMain Pocketは相変わらず、縫製が大変そうなRound Typeですね。
個人的に、この「Ventil」仕様の「A君」のこの辺りに、Packeringが表れたら堪りません。(涎)
今回の内生地付近は、「A君」「B君」共に、こんな感じ。
内生地自体は、前身頃と肩裏にのみ縫製されておりますので、梅雨時期の蒸れでも快適でしょう。(笑)
然も、今回の内生地は「Black Watch Check」になっておりますので、Britishな雰囲気満点です。
袖内には、もっと滑りの良いSatin生地を宛がっておりますので、スンナリと腕を通す事が可能ですよ。
此方はWaist Rear Side (腰裏)の、Side Ventsです。
これが、かなり上記に記した、「乗馬や狩猟にも適する様、改良された」部位です。(他にもありますが)
個人的には、このVentsのSnap Buttonは外しっぱなしがオススメです。(笑)
中にJacket等を着ている時には、それだけで、座り易くなりますよ。
此方も、既にお馴染みな感が強い、「Waldes」の「Koh-i-noor」Zipperです。
「Koh-i-noor」はご存知ですかね？？？
「コ・イ・ヌール」とか「コ・ヒ・ヌール」とか「コーヒ・ヌール」とか読みます。(笑)
大分以前に、当BLOGで記した事がありますが、その昔、Indiaで発見されたとされる、
トンデモナク大きなDiamondの事です。(105 Caratだったかな？？？)
さて、では、両者を着てみました。(唐突)
OR-4233A 「Ventil」Model 着用Size 40
OR-4233B 「Paraffin Coating」Model 着用Size 38
はい、この様に、Work感がタップリ過ぎる位、たっぷりです。(爆笑)
Size感は、多少大き目ですので、私はSize 38でも良いですが、
真冬でも使う事を考えたら、Size 40でも良いのかなって感じ。(笑)
春～梅雨時期、秋にだけ使う様なLight Outerとしてなら、Size 38ですね。
なので、ご使用になられるPatternをお考えになって、Sizeをお選び下さいね。
さて、本日ご紹介の「Workers Jacket」達は、何時もの如く、
極少量入荷と相成りますので、お気をつけ下さいね。
そして、既に旅立っておりますので。
さてさて、本日の「A君」と同じ「Ventil」を使用した「彼等」も、今なら少しだけ店頭に残っております。
Color : Navy
Color : Black
若干Size欠けしておりますが、まだ店頭にありますので、本日の「Workers Jacket」君と共に、
是非とも、お迷い下さいね。(爆笑)
まぁ、同じ「Ventil」を使用していても、全然、趣の違うJacket達なので、両方でもOKですが。(笑)
如何でしたでしょうかね？？？
久しぶりに講義BLOG的な内容にしましたが、疲れました。(笑)
実に2日分以上は記した様に思いますね。
ちゃんとした講義BLOGにしても良かったんですが、そうなると3日分以上になってしまうので・・・
本日のBLOGの内容で、更に突っ込んだ内容がお知りになりたい方には、店頭にて。
例えば、「「Paraffin Coating」が何年も経って取れてしまったらどうするの？？？」とかとか。
お気軽にお尋ね下さいな。
そして、上記にもちらっと記しましたが、既に旅立っているので、
欠けてしまったSizeもございます。
此方も、他店にあればご用意可能ですので、お気軽にお尋ね下さいね。
ココまでお読み頂いて、ありがとうございました。(笑)
長かったでしょう？？？
お酒が進み過ぎてしまった方は、これ以上は飲まない様に。(爆笑)
そして、明日は、一兵卒君の登場で、私は、他店へと赴きますのでね。
では、本日はこれにて。
有賀でした～。
ご来店の際は、マスクの着用、入店時の手指の消毒にご協力頂き、
体調にご無理のない様、お気をつけてお越しくださいm(__)m
それでは明日も、M’ARIJUAN 表参道店にてお待ち致しておりますよ～。
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